腸活を利用した治療方法について その1
皆さんこんにちは。
ひまわり動物病院の院長の河口です。
さて、今回からは、実際の治療現場で、腸活をどのように
活用するのかについてお話していきたいと思います。
まず今回は、腸活の対象になると思われる症状についてお話しします。
以下に大きく分けて3つのケースを上げます。
そして、我々が日頃、患者様から診察中にお聞きする症状や言葉を記載します。
皆さんの愛犬猫にも同じような症状・病変があるかどうか確認して下さい。
① 「痒み」がある場合
・足先・おなか・内股・脇・首の前面などを舐めたりひっかく
・皮膚が赤くなったり脱毛している
・過去にアトピーやアレルギーと言われたことがある
②「ブツブツ・フケ」がある場合
・背中やおなかに赤いブツブツができている
・環状や瓢箪状に脱毛し、フケが付着している
・円形脱毛がある
・フケの塊がある
・毛が束になって抜ける
③「ウンチが柔らかい」場合
・いつも全体的に柔らかくソフトクリーム状である
・膜を張ったウンチをすることがある
・散歩で一回目のウンチから柔らかい
・便にゼリー状の粘液や血の塊が付着することがある
・血液検査で総蛋白やアルブミンが低いと言われた
・IBDや炎症性腸疾患と言われたことがある
以上のような言葉が、飼い主様よりお聞きする表現です。
治療を行っているけど、明らかな改善がない場合は腸活を
取り入れてみることも一案かもしれません。
次は、各ケースで掘り下げていきたいと思います。
院長 河口