小型~中型の犬によく見られる病気です。
ミニチュア・ダックスやペキニーズ、トイプードルなどの小型犬種に特に多く見られます。
朝起きて異常に気づくなど、兆候もなく急に発症することもあります。
椎間板ヘルニアは、激しい運動や肥満、骨の老化などが原因で、脊椎の椎間板の負担が大きくなることで起こります。
神経痛症状だけのこともありますが、重症化すると後肢の麻痺が起こり、前肢で体を引きずるような動きが見られることがありますので早めの来院をおすすめします。
血液検査とレントゲン検査を行って、軽度の椎間板ヘルニアと診断した場合は鎮痛剤を処方して数日で治まることが一般的です。重症で麻痺がみられた場合、好中球エラスターゼ阻害剤による内科的治療を実施しています。また、手術をご希望される飼い主様には、CT、MRIなどの検査が必要になるため、必要に応じて、検査機器を取り揃えている病院と連携して治療していきます。