院長コラム
腸活って知ってますか? その4
こんにちは、ひまわり動物病院院長の河口です。
前回は、腸活の仕組みとプロ・プレバイオティクスについて
お話ししましたね。
今回は、アレルギー(アトピー)の場合、腸活でどのような効果が
あるのかについてお話していきます。
アレルギー(アトピー)体質の場合は、腸内と同様に皮膚表面にいる細菌叢
のバランスも悪いんです。
この結果、皮膚に赤いブツブツができたり、フケを伴って円形に脱毛する
「膿皮症」が起こりやすいんです。膿皮症はブドウ球菌という細菌が
皮膚に入り込んでおこる感染症です。
腸活を行うと、腸内細菌だけでなく、皮膚表面の細菌のバランスも
変わります。
また、これまでに何度も膿皮症を繰り返し発症している場合は、
アレルギーがあってもなくても、膿皮症を改善することが期待できます。
腸内に酪酸をたくさん作り、リンパ球を刺激してアレルギー反応を
軽減し、膿皮症を改善する効果がある、それが腸活です。
腸活に興味のある方は診察にお越しください。
院長 河口